第1回 成人期懇談会 平成18年12月8日
場所 かながわ県民サポートセンター
参加者 9名
第1回目なので皆さんに自由にお話していただくことから始めました。今まで子育てに夢中だったのがひと段落したようにも感じられホッとした中にも、職場、作業所などでまた新たな問題点が出てきたという話が出ました。
参加者 9名 お子さんの勤め先等
Tさん(30才)スーパーマーケットに11年勤務 主な仕事は野菜のパック詰め値付け等
Iさん(26才)地域活動ホーム 主に自主製品の制作等
Eさん(21才)地域作業所 主に自主製品の制作等
Oさん(20才)通所授産所 クリーニング業務の下請け作業等
Hさん(20才)地域作業所 主に自主製品の制作等
Nさん(19才)セルプ(就労援助)受注製品の袋詰め等
Aさん(19才)職業訓練校 職業準備コース(入寮2年間)
Oさん(15才)養護学校高等部1年生
Hさん(16才)養護学校高等部1年生
◆生活・行動面で気になることはありますか。
・ 状況判断する力が弱いので、パターン化した生活は見通しが持ちやすく安定するが、新しいことに 取り組むのが難しい。
・ 予定に沿って行動することはスムーズにいくが、急な予定変更に弱い。
・ 自分の気持ち(特に嫌なことや苦手なことなど)をうまく伝えられない、いやだったことでも「楽しか った。」と言ったりするので誤解されやすい。表情や身体にサインが出ていてもそれをわかってもら いにくいことがある。
・ 尿漏れ、失禁など、排泄に関しては成人になっても失敗する場合がある。精神的な不安や緊張 が原因となることが多い。
・ トイレは洋式でなければうまく使えないので和式での利用は失敗もある。
こだわりについての話が多く出ました。ルビンシュタイン・テイビ症候群の子は、おとなしくて良く言うことを聞くといったことが言われていますが、思春期以降自我の芽生えと共にこだわりも出てきました。でもよく考えてみるとこのこだわりは親が認識していなかっただけで幼いときからあったように思います。また多くのことを望みすぎる親へのサインでもあるような気がします。
こだわりへの対処の仕方としては、親や職員など大人はどうしてもその気になるこだわりの部分にのみ固執して、何とかしてそのこだわりを失くそうとしてしまうけれど、そうすればするほど、本人はさらに意識が強くなりますますこだわりが強くなってしまう。こだわりは、他人に迷惑をかけることでなければそのまま見守って、その他のいいところ、得意なところを見つけてほめてあげることを心がけるようにした方がいいのではないかと思います。
◆職場での問題はありますか。
・ “いや”と言えない性格で、次から次と仕事を頼まれると途中でやめるのが難しく終わるまで やらないと気がすまないので休み時間になっても仕事をしている。それで疲れがたまってしま う。
・ いつも落ち着いているし、指示に対し「はい。」ときちんと返事をするので、何でもよく出来ると 思われ本人のキャパ以上のことを求められてしまう。その結果職員から「意外にできないこと が多いですね。」と言われたり、目に見えないストレスがかかってしまうことがある。
・ 職場は常に流動的でメンバーや職員に交替など変化があるとすぐに適応できなくて不安にな ってしまうことがある。
・ 楽しく過ごしているようでも本人は非常に神経を使って過ごしているのでそれを職員がわかって 接してほしい。
・ 大きな音や声が苦手でそういう相手にはいつも注意しているそうです。
・ 職場は自分が行かなくては始まらないと思っているところがある。
障害を認めてくれ本人に合った職場でも小さなトラブルはあります。トラブルを最小限度に抑えるためには、親が職場や作業所の職員と連絡を取り障害についてわかりやすく伝え理解をしていただき、働きやすい環境を整えることも大切ですね。素直なので頼まれれば一生懸命にやってしまうので、息抜きを上手に取り入れられるようにするといいと思います。
◆気になる症状・成人期の病院や主治医・その他
・ 生理がはっきりしないのでホルモン注射を2〜3月に一度受けています。
・ 子どもの成長の確認も含めて総合的に診てくれる病院は年一回であっても通院しておいたほう が良い(遺伝科・神経内科・心療内科など)
・ 姉妹の結婚を機に今泉先生の遺伝相談を受けました。相手方に障害について理解していただ くことが出来てとても良かったです。
こども病院は年齢が来ると転院を勧められますが、以後総合的にみてくれる病院が少ないのが実状です。成人になってからは年金の手続きや支援法に関する障害程度区分認定などで医師に意見書を書いてもらうことも多いのでかかりつけ医がいると安心です。 また身体の不調や心の温度差に悩むこともありますので早めに対処できるといいですね。
こども達が大人になるとそのきょうだいたちも大人になり、きょうだいの結婚の話も出てきます。不安を一つ一つ取り除いて家族みんなで幸せになれるよう考えていきたいものです。
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